ニキビ跡は改善できる？効果的なニキビケアや治療法をご紹介！

思春期になってニキビが増えた、または大人になってニキビができてしまったという方の中には、なかなか消えないニキビ跡に悩む人も多いです。治ったと思っても赤くなったままだったり、茶色いシミのような跡が残ったりなど、美肌を気にする方は特に気になってしまいますよね。

今回は、そんなニキビ跡の原因や効果的なニキビケア、治療法などについてご紹介していきます。ニキビは突然できてしまうものなので、改善法や治療法は知っておきたいものです。キレイなお肌になりたいと願っている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

 

ニキビ跡には2種類ある！その原因は？

お肌に残ってしまうニキビ跡には、大きく分けて2種類あることをご存知でしょうか？

ここでは、それぞれの特徴やお肌に残る理由についてご紹介していきます。ニキビ跡になる原因や見た目も異なるので、正しいニキビケアや治療を行うためにもぜひ知っておきましょう。

 

皮膚が凹んでしまう「陥凹性」

陥凹性（かんおうせい）のニキビ跡は、ひどい炎症を起こしたニキビによってできるものです。ニキビができた部分だけでなく、お肌の奥まで炎症を起こしてしまい、皮膚細胞が壊されてしまいます。その結果、ニキビが治ってもその部分だけが凹んでしまい、気になるニキビ跡になってしまうといわれています。

 

まるで火傷をしたような「肥厚性」

肥厚性（ひこうせい）のニキビ跡は、炎症によって壊された皮膚細胞を修復するために、コラーゲンが異常に分泌されることでできるものです。ニキビ跡になった部分がぷっくりと盛り上がり、表面が火傷のような見た目となっているのが特徴です。

 

むやみに潰してしまうとシミの原因になる

誰もが一度は経験していると思いますが、おでこや頬にできたニキビを潰してしまったことはありませんか？「潰した方が早く治る」と考える方もいるようですが、これはニキビ跡を作る原因になるので注意が必要です。

ニキビは毛穴が炎症を起こすことでできてしまい、その状態で潰してしまうとお肌に大きなダメージを与えてしまいます。その結果、メラニン色素が大量発生してしまい、茶色いシミとなってお肌に残ってしまいます。そのため、ニキビができたからといってむやみに潰してしまうと、後になって後悔してしまうことになるでしょう。

 

効果的なニキビケアや治療法とは？

ニキビ跡は、正しいケアを行うことで、改善・予防をすることが可能です。

ここでは、そんなニキビ跡に効果的なケアや治療法について、5つのポイントをご紹介していきます。炎症のひどいニキビができてしまう方や、ニキビ跡をなんとかしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ニキビ跡に効く市販薬を使ってみる

赤みのあるニキビ跡であれば、市販薬で改善できる場合があります。抗炎症作用を持つビタミンCをはじめ、さまざまな有効成分が皮膚に赤く残るニキビ跡を改善してくれます。ちなみに、よく「オロナイン」が効くという噂を耳にしますが、ニキビの炎症を抑える薬ではないため、あまり効果がないようです。

市販薬でニキビ跡を改善するのであれば、イハダの「プリスクリード」、小林製薬の「アットノンEX」などがおすすめされています。お近くのドラグストアや薬局で購入できるので、一度試してみてはいかがでしょうか？

イハダ プリスクリードD｜IHADA〈イハダ〉｜資生堂（http://medical.shiseido.co.jp/ihada/products/prescreed-d.html）

アットノンEX クリーム｜小林製薬（https://www.kobayashi.co.jp/brand/atnon/lineup/）

 

ニキビ跡の改善効果を持つ化粧品を使う

茶色いシミとなって残ってしまったニキビ跡には、美白効果のある化粧品の使用がおすすめです。シミの原因となるメラニン色素に働きかける美白成分が含まれているため、効果的な予防・改善が期待できます。

また、美白化粧品を選ぶときは、保湿成分が配合されているものやアルコール不使用のものを選ぶようにしましょう。アルコールはお肌を刺激し、乾燥や毛穴が炎症を起こす可能性があるので注意が必要です。

 

皮膚科や美容クリニックを受診する

「市販薬や美白化粧品を使っても跡が消えない・・・」そんな方は、皮膚科や美容クリニックを受診してみましょう。どちらも皮膚の専門家なので適切な治療を受けることや、市販では購入できない医薬品を処方してもらえます。

または、医療用レーザーを使った治療法もあるため、セルフケアでは対処できないシミも改善することが可能です。ただし、レーザー治療は1回につき3～5万円の費用が必要になり、シミの数や多ければ費用もかかります。

また、完全にシミを消すためにはレーザー治療を数回受ける必要があるため、治療費がかなり高額になる場合があります。そのため、まずはセルフでニキビケアを行い、医療機関での治療は最終手段として考えておいた方が良いかもしれませんね。

 

跡が残る前にやっておくべきニキビの予防方法

そもそも初めから予防を行っていれば、ニキビ跡に悩む必要はありません！今は肌トラブルに悩んでいないという方も、日々の生活からニキビ予防を行っておくことをおすすめします。ここでは、跡が残る前にやっておくべきニキビの予防方法についてご紹介していきます。

 

規則正しい生活習慣を身に着ける

不規則な生活はニキビ発生の大きな原因です！まずは毎日の生活習慣を見直して、規則正しい生活を送るよう心掛けましょう。特に重要なのは、十分な睡眠。人間は寝ている間に肌細胞の回復を行います。就寝時間が遅い、または寝不足が続いているという方は、意識して早く寝るようにしましょう。

 

バランスの取れた食事を心掛ける

偏った食生活もニキビ発生の原因です。特に、ダイエットなどで食事制限をしている場合は、栄養の偏りが原因でニキビ予防に効果的なビタミン類の摂取が不十分となっていることが多い傾向があります。また、好きなものばかり食べている方も1日に必要な栄養素を摂取できていない可能性が高いです。食生活を見直し、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。

 

正しい洗顔方法で清潔な素肌を保つ

毎日洗顔をしているのにニキビができる方の多くは、お肌を擦るような洗い方をしている場合が多いです。洗顔をするときには洗顔料をしっかりと泡立てて、手で洗うのではなく泡でくるくると円を描くようにして洗顔を行いましょう。

 

ニキビケアを行ってキレイな素肌を取り戻そう！

顔にできた気になるニキビ跡は、市販の薬や美白化粧品を使うことで改善・予防が期待できます。しかし、人によっては毎日ケアをしても改善されず、悩んでいる方は多いです。そんなときは、皮膚科や美容クリニックへ一度相談してみましょう！人によっては高額な治療費が必要になる場合がありますが、確実にニキビ跡を消し去ることが可能です。「自分ではもうどうにもできない・・・」と感じたときは、医療機関での治療を検討してみてください。