シミと肝斑の違いって?正しい改善方法や自分でできる対策法は?
年齢とともにお肌に現れるシミですが、どれだけケアをしても改善できない、なんてことはありませんか?もしかすると、それはシミの一種である「肝斑(かんぱん)」かもしれませんよ!一見すると一般的なシミによく似ていますが、肝斑には独特な特徴があるため、知っておくと自分でも見分けることができます。
今回は、シミと肝斑の違いや特徴、正しい改善方法と自分でできる対策法についてご紹介していきます。スキンケアや薬では改善できない、肝斑が何なのかよくわからないという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
目次
肝斑ってどんなシミなの?特徴は?
肝斑はシミの一種であるといわれていますが、実は一般的なシミ対策では消すことができない厄介なものです。そのため、「毎日スキンケアをしているのに改善されない・・・」「なんだかいつものシミと形や色が違う」と感じている方は、肝斑の可能性が高いです。
ここでは、肝斑の特徴でもある4つのポイントをご紹介していきます。肝斑がどういったシミなのか、ということを知っておくと、より効果的な美肌ケアを行うことができますよ。
ぼんやりとした形で茶色がかったシミ
一般的なシミは茶色く丸い形をしているのですが、肝斑の場合は形がぼんやりとしていて、まるで空に浮かぶ雲のように広がっていくといった特徴を持っています。この特徴を知っていれば自分のシミに当てはまるかどうかを把握することができるでしょう。
ちなみに肝斑の場合は、通常のシミ対策では効果を実感できないというケースも多いため、改善を求めるのであれば、その特徴を知っておくことはとても大切です。一般的なシミとの違いをきちんと把握して、効果的なケアを行うようにしてみてください。
肝斑ができる場所は大体決まっている
お肌にできるシミは顔や首もとなど、発生する場所は決まっておらず、さまざまな場所にできてしまうものです。しかし、肝斑の場合は発生する場所が特徴的です。主に、頬骨の付近や目尻の下部分にできることが多く、ぼんやりとした大きめの茶色いシミが現れる傾向があります。人によっては小さなシミとなって現れることもありますが、このような場所にできたシミは、肝斑の可能性が高いといえるでしょう。
顔の左右対称にシミができる
肝斑の最大の特徴として、顔に発生した場合は左右対称の場所に現れるといわれています。
一般的なシミの場合は発生個所がバラバラなので、シミが左右対称にできることはほぼありません。そのため、左右同じ場所にシミができている場合は、ただのシミではなく肝斑であるケースが多いです。こちらの特徴は鏡などがあれば簡単にできるチェック方法なので、知っておくと気になった時にシミか肝斑かを見分けることができますよ!
30~40代の方が発症しやすい
肝斑は30~40代の方に発生しやすく、その原因は女性ホルモンの影響によるものだといわれています。これくらいの年齢になると女性ホルモンの分泌量が低下し始め、閉経前後の45~55歳にかけて激減していきます。このようなホルモンバランスの乱れによって、肝斑が現れるようです。
また20代の方でも、日々のストレスや生活習慣の乱れによって女性ホルモンのバランスが崩れると、肝斑が現れることがあります。自分なりのストレス発散法を見つける、規則正しい生活習慣を身につける、などの心掛けが大切といえるでしょう。
顔にできた肝斑の改善・対策方法には何があるの?
毎日のスキンケアではなかなか消えない肝斑。しかし、効果的な改善・対策法を行うことで、元のキレイな素肌を取り戻すことができるといわれています。シミが消えないからといってあきらめてしまうのは、まだまだ早いかもしれませんよ!
ここでは、そんな肝斑の正しい改善法や対策法について、4つのポイントをご紹介していきます。本気で肝斑を改善したいと考えている方は、これからご紹介するそれぞれのポイントをしっかりと把握して、対策法を試してみてください。
紫外線対策をしっかりと行う
特徴は異なるものの、肝斑はシミの一種となります。そのため、シミの原因といわれる紫外線対策は、必ず行うべき対策法といえるでしょう。
紫外線はお肌に刺激を与え、シミの元となるメラニン色素を発生させる原因です。外出時には日焼け止めクリームを塗る、または帽子や日傘を使って紫外線を浴びないようにするといった対策を行いましょう。また、「ちょっとそこまで」という場合でも、紫外線対策を徹底的に行うことが、シミのないきれいなお肌を手に入れるための近道となるでしょう。
トラネキサム酸配合のお薬を使用する
肝斑の改善・対策には、「トラネキサム酸」を含むお薬が効果的だといわれています。この成分には、シミの原因となるメラニン色素がお肌へ沈着するのを抑制する働きを持っています。
そのため、通常のシミはもちろん、なかなか消えない肝斑の改善には高い効果が期待できるようです。ちなみに、トラネキサム酸配合のお薬は医薬品となるため、医療機関を受診することで処方してもらうことができます。使用したからといって、すぐに効果を実感できるものではありませんが、人によっては1~2か月で肝斑の改善を実感している方がいるそうですよ!
美白効果のある化粧品を使ってスキンケアをする
毎日のスキンケアを美白効果のある化粧品に変えるのも、肝斑の対策・改善方法の1つとなります。美白化粧品にはシミに働きかける有効成分が豊富に含まれているため、効果的に肝斑を改善することができます。そのため、現在お使いのスキンケア化粧品を見直して、美白化粧品へと変更してみるのもおすすめです。
セルフケアで改善できない肝斑はどうすればいいの?
肝斑の特徴や改善・対策方法についてご紹介してきましたが、セルフケアで肝斑を改善できないという方も多いです。そのような場合は、皮膚に関する正確な知識を兼ね備えた皮膚科、または美容クリニックへと相談してみましょう。
専門家だからこそできる治療法があるため、セルフケアよりは高い改善効果が期待できます。皮膚科であれば、上記でご紹介したようなお薬を処方してもらうことができるため、肝斑に悩んでいる方は、ぜひ一度、近くの皮膚科・美容クリニックを受診してみてはいかがでしょうか?